「第60回
報知オールスターカップ」が1日、
川崎競馬場で行われた。1番人気の
ライトウォーリアが逃げ切り優勝、3つ目の重賞タイトルを手にし、同馬には「第73回
川崎記念」(Jpn1、4月3日、川崎)への優先出走権が与えられた。
手綱を握った吉原の強気が勝利を呼び込んだ。スタート直後。
ヒーローコール、
エルデュクラージュ、
ライトウォーリアの3頭がハナへ行くかどうかの駆け引きを始めた。ヒーローが行く気を見せたところで外から強引に先頭に立ったのがライトだった。1周目のホームストレッチではペースアップして後続を一気に4馬身引き離してマイペースに持ち込んだ。さらに2周目向正面では2番手に8馬身差と、後続になし崩しに脚を使わせる作戦。さすがに3、4コーナーからは手応えが怪しくなって、直線を向いたところでは、まくってきた
ナニハサテオキに1馬身差に詰め寄られる。それでも最後まで粘り切って首差振り切ったところがゴールだった。「道中はハミを取り過ぎて最後まで持つかなと思ったが…。馬が強かったし勝てて良かった」と吉原はホッとした表情。次走は権利を獲った
川崎記念に直行となったが、Jpn1の地方馬勝利へ、視界良好となる鮮やかな勝ちっぷりだった。
◆
ライトウォーリア 父マジェスティックウォリアー
母スペクトロライト(母の
父ディープインパクト) 牡7歳 川崎・
内田勝義厩舎 馬主・キャロット
ファーム 生産者・北海道安平町のノーザン
ファーム 戦績29戦8勝(南関東9戦3勝) 総獲得賞金1億6219万9000円。
スポニチ