「新馬戦」(4日、京都)
偉大な兄の背中にどこまで近づけるか。4日の京都5R新馬戦(芝1600メートル)でデビューを迎える
シュガークン(牡、父
ドゥラメンテ)。17年天皇賞春秋制覇など、G17勝を挙げた歴史的名馬
キタサンブラックを半兄に持つ3歳馬が、兄を育てた清水久厩舎から、兄の主戦だった
武豊を鞍上に初陣を切る。
担当の宮本助手は「気性はおっとり。体形はブラックみたいに脚が長くないし、イメージは全然違う。ただ動き的には素質を感じるし、すごくいい雰囲気を持っている」と手応えを隠さない。
実際に栗東CWでは毎週のように好時計を連発。先月20日には6F82秒6-36秒1-11秒3をマーク。ラスト1Fに限ると、古馬を含めたその日全体で2位の数字だ。兄同様に1月最終週の東京芝1800メートルでのデビューは抽選漏れでかなわなかったが、「先々週、先週と併せ馬をしっかりやって状態はキープできている」と態勢は万全だ。
3歳新馬戦では最後の芝の番組とあって良血馬もズラリ。「豊さんには直前で初めて乗ってもらったけど『いい馬だね』と。それにケイコ通りなら格好はつきそう」。レジェンドもお墨付きの一頭。兄と同じくV発進を決めて、陣営の期待に応えてみせる。(デイリースポーツ・島田敬将)
提供:デイリースポーツ