皐月賞馬ジオグリフの半妹となるチルカーノ(牝3、栗東・高野友和厩舎)が、土曜京都10Rのエルフィンステークス(3歳牝・リステッド・芝1600m)で無傷の2連勝を狙う。

　チルカーノは父ハービンジャー、母アロマティコ、母の父キングカメハメハの血統。母は14年の巴賞を制し、12年の秋華賞と13年のエリザベス女王杯で3着。また、半兄のジオグリフは22年の皐月賞と21年の札幌2歳Sの勝ち馬。同じくアルビージャもオープンまで出世している。さらに近親にはアルバートやインティライミ、サンバレンティンなどの活躍馬が並ぶ。

　昨年12月のデビュー戦(阪神芝1600m)は典型的な前残りの流れを上がり3F33秒4の鬼脚で差し切り。5番人気ながらインパクトは抜群の勝ちっぷりだった。ここは試金石の一戦となるが、今の京都の差しが利く馬場はプラス。新馬→札幌2歳Sと連勝した兄と同じく、妹もデビュー2連勝でクラシックに名乗りを上げたい。