「日本一の
競馬予想AIを決定する大会」として昨年の10月7日にスタートした「
AI競馬予想マスターズ2023」は12月24日、
有馬記念の日に全日程が終了し、「AIゆま」氏が2位以下に大きく差をつけて優勝した。
大会が終わって約1ヶ月が経った1月27日。第1回東京開催が開幕したこの日に、netkeibaを運営する株式会社ネットドリーマーズ本社で表彰式・懇親会が行われた。今回はその模様をお届けする。
最終戦に残ったAI開発者に加え、ゲストに「
ウマい馬券」でも活躍されている亀谷敬正氏・マジックウマ氏の2名を迎えて、総勢15名が参加。参加者の中には来場前にX(旧Twitter)上で交流し、東京競馬場へ行って既に楽しんできたというグループもあった。
会が始まると、参加者は色とりどりの料理を尻目に、日頃から思っているAI開発への思いが爆発した様子で、終始会話が止むことなく、思い思いの開発愛を語り合った。
ある参加者は「大会に参加できて、凄く楽しかった。また開催されれば参加したい。ネット上で多少交流はあったものの、今日のようにリアルでお会いさせていただいて、おしゃべりさせていただく機会は滅多にないので、今日の懇親会も楽しかった」と満足げな様子。他の参加者からも同様の声が集まった。
大会の運営、懇親会・表彰式の開催にも関わらせていただいた筆者も、皆様から暖かい声をいただいたことを誇らしく感じる。
そんな和やかなムードの中、今回上位入賞した3名の表彰式、そしてトロフィーの授与が行われた。このレポートの最後に、その3名からいただいた喜びの声を紹介する。
第3位:生成系
競馬予想「今回、最後ラッキーがつながり、最終的に3位になりましたが、結構課題を残した所だなと思っております。実は、この大会を通じてほぼ唯一なんですけども、単勝と複勝しか当てておらず、他の券種の上手い買い方というのは全然できていないので、次回に向けて頑張って行きたいなと思います」
第2位:AISS
「結果的には良い形で終われたかなと思います。12月はドキドキしたと言うか、展開がこんなにめまぐるしく変わるかという所で、12月の途中で少し戦略を変更し、上手くハマりました。振り返って見ると、買い目の部分の改善やシステム的なところが少し弱かったりするので、そういう部分も皆さんを参考にさせていただいたので、もうちょっと安全に、しかも安定した成績を残せるように頑張りたいなと思います」
第1位:AIゆま
「最初お誘いいただいた時は、こっそり参加して楽しもうかなと思ってたんですけども、「レジェンド」と書かれてしまって、もう後に引けなくなってしまいました。本気でこの大会を勝とうと思って、馬券戦略のところについても皆さんの券種・点数、的中率だったり、そういったデータを取って
シミュレーターを作り、それを元に「ゆま」がどういう馬券戦略を取ったら優勝確率が高くなるかみたいな所を日々計算、日々
ロジックが変わっていくようなシステムを作っていました。予選の間、ずっと調子悪かったんですけども、最後予選落ちがなくなった瞬間に「ゆま」が大振りをし始め、無事にそれが当たって優勝という事で、本当に途中までどうなる事かと思っていました」
昨年の大会はAIゆま氏の優勝で幕を閉じたが、AIによる
競馬予想は日々進化し続けている。
また今年も大会が開催されるとして、はたしてAIゆま氏を超えるAIは誕生するのか……。
AI競馬予想マスターズ2024が開催される事を祈って、今からAIの開発に勤しんでみても良いかもしれない。