「
東京新聞杯・G3」(4日、東京)
内めにあいたちょうど1頭分のスペースをキングは見逃さなかった。
サクラトゥジュールをなだめながらラチ沿い中団にいたが、勝負に出た。それに応えて馬も一気に馬群を抜け出し、ゴールを駆け抜けた。7歳にして重賞初制覇。殊勲の鞍上はAJCCの
チャックネイトに続いて、堀厩舎の馬を重賞勝利に導いた。「サクラ」の冠名の重賞Vは17年8月の
サクラアンプルール(
札幌記念)以来だ。
「厩舎からはリズム良く運んでとのオーダー。本当にその通りになった」と胸を張ったキング。年始に来日して滞在2カ月目。今年はここまで重賞2勝を含む8勝を挙げている。来週は
共同通信杯で
ディマイザキッドに騎乗予定。管理する清水英師は昨夏札幌の初来日、WASJでJRA初勝利を挙げた
ドーバーホークの管理調教師だった。
「清水英師も気に掛けていただいて、3日も一つ勝たせていただいた(東京8R・
エリンアキレウス)。堀先生同様、縁のある調教師なので、何とか恩返ししたい」。
オーストラリアを拠点とする英国人女性ジョッキーが、厳冬の府中でもうしばらく暴れそうだ。
提供:デイリースポーツ