サフィラ(牝3、栗東・
池添学厩舎)が、
クイーンカップ(3歳牝・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
サフィラは
父ハーツクライ、
母サロミナ、母の
父Lomitasという血統。母は12年の独
オークス馬。全兄
サリオスは19年の
朝日杯FSなど重賞4勝を挙げ、昨年から種牡馬になっている。また、半姉
サラキアは20年
府中牝馬Sを制し、
有馬記念で2着の実績馬。同じく
サリエラも22年の
ローズSで2着になるなど、重賞戦線で活躍している。
ここまで4戦1勝。2戦目の未勝利戦(阪神芝1800m)を大外一気で圧勝。続く
アルテミスSは
チェルヴィニアに屈したものの、力を示す2着だった。前走の阪神JFは4着だったが、牝馬同士なら世代
トップレベルの実力馬であることは間違いない。
始動戦となる今回、
アルテミスSと同じ東京芝1600mが舞台となるのは好材料だ。何が何でも賞金加算が求められる一戦。
サリオス、
サラキアに続くきょうだい3頭目の重賞制覇を果たし、春の大舞台に弾みを付けたい。