良血馬
ルージュエヴァイユ(牝5、美浦・
黒岩陽一厩舎)が、
京都記念(4歳上・GII・芝2200m)で重賞初制覇を狙う。
ルージュエヴァイユは父
ジャスタウェイ、
母ナッシングバットドリームズ、母の父
Frankelという血統。母は未出走だが、祖母の
デインドリームは11年の
凱旋門賞覇者。12年には
キングジョージVI世&
クイーンエリザベスSを制し、史上初両レースを制した牝馬となっている。
ここまで11戦4勝。23年
エプソムCで牡馬相手に2着と健闘すると、続く
府中牝馬Sでは上がり3F32秒7の末脚を繰り出し、
ディヴィーナからハナ差2着。2回目のGIチャレンジとなった前走の
エリザベス女王杯でも、勝った
ブレイディヴェーグと3/4馬身差の2着に肉薄した。惜敗続きではあるが、
ハーツクライ系らしい成長力を示し、今まさに充実期といった雰囲気だ。
今回も
ベラジオオペラや
プラダリアなどの強敵が揃ったが、もう銀メダルはいらない。春のGI戦線に弾みをつけるためにも、まずは悲願の初タイトル獲得といきたい。