「
共同通信杯・G3」(11日、東京)
デビュー戦で断トツのラスト3F33秒9の末脚を繰り出し、その高い能力を見せつけた
ベラジオボンド。キャリア1戦ながら初の大舞台で、タイトル奪取を狙う。
昨年5月に行われた千葉サラブレッドセールで、最高額の1億1000万円(税込み)で落札された逸材。上村師は「北海道で下見していた時からずっといいと思っていたからね。値段は高くなるだろうなと思っていたけど、それだけいい馬」と振り返り、「走るセンスがとても高い。相手関係は強くなるけど、どこまでやれるか楽しみ」と期待する。1週前は自ら調教にまたがり、栗東CWで6F81秒2-36秒2-11秒1の好時計をマーク。「時計も動きも良かったです。1戦して競馬も経験もできました」と合格点を与えた。
昨年キャリアハイの40勝をマークし、12月には同日東西重賞W制覇を成し遂げた上村師は「やっぱり成績を出してなんぼの世界ですし、勝てるような馬づくりに常に取り組んでいます」と語った。11日の
京都記念では厩舎の先輩
ベラジオオペラが重賞3勝目に挑戦。同じ冠名の3歳馬も厩舎の勢いに乗り、クラシックへの登竜門を制してみせる。
提供:デイリースポーツ