ホープフルSで5着だった
ミスタージーティー(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)が、
共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。
ミスタージーティーは父
ドゥラメンテ、
母リッスン、母の
父Sadler's Wellsの血統。母は07年の英G1フィリーズマイルの覇者。半姉の
タッチングスピーチが15年の
ローズSの勝ち馬なら、半兄の
サトノルークスは19年の
菊花賞の2着馬。さらに姪の
アスコリピチェーノは昨年の阪神JFを制している。一昨年のセレクトセール1歳では8200万円(税抜)の高値で取引された。
ここまで2戦1勝。昨年11月の新馬(京都芝2000m)はゴール前で鋭く伸びて、クビの着差以上の完勝だった。続く
ホープフルSでは穴人気を集めたものの、直線で何度も前が詰まるロスがあって0秒5差の5着。勝った
レガレイラと2着の
シンエンペラーはともかく、スムーズなら3着はあったのでは、と思える内容だった。
引き続き鞍上を任された
坂井瑠星騎手は期するものがあるだろう。クラシックの出走を確定させるためには、勝つことが求められる一戦。並み居るラ
イバルを蹴散らし、前走の悔しさを晴らしてみせる。