古馬牝馬限定の中央交流重賞「第70回
クイーン賞」が7日、
船橋競馬場で行われ、2番人気の
アーテルアストレアが直線抜け出し優勝、2つ目の重賞タイトルを手にした。
菱田のこん身の手綱さばきが光った。自らのケガでコンビ解消、4戦ぶりに手綱を取るチャンスをもらっただけに気合十分だった。道中は自らのペースを守り中団を追走。外から強引に行き、2コーナーでハナを奪った
テリオスベルを目標に向正面から動いた。勢いそのままに4コーナーで2番手に上がり右ステッキを入れて
テリオスに迫る。直線残り100メートルで左にステッキに持ち替えて追い出すと、さらに末脚を伸ばして1馬身半差をつけてゴールした。
「また乗せてもらえて関係者には感謝しかありません。ここでまたがっていい状態だと思ったし、予想以上の手応えで走ってくれた。勝ててうれしい」と菱田は満足感たっぷりに振り返った。橋口師も「菱田で勝てて良かった」と破顔一笑。次走に関しては「交流重賞を中心に使うことになると思う。間隔は空くが
エンプレス杯(5月8日、川崎)は視野に入っている」と照準を定めていた。
◆
アーテルアストレア 父
リーチザクラウン 母スターズインヘヴン(母の父
ワークフォース) 牝5歳 栗東・
橋口慎介厩舎 馬主・フィールドレーシング 生産者・北海道白老町の社台コーポレーション白老
ファーム 戦績18戦7勝(南関東4戦2勝) 総獲得賞金1億6648万3000円。
スポニチ