「第117回
京都記念」は5歳牝馬
ルージュエヴァイユが美浦坂路でハツラツとした動き。昨年
エリザベス女王杯2着に好走した舞台で牡馬撃破を期す。
今度こそ惜敗続きに終止符を打つ。やや重の坂路で追い切った
ルージュエヴァイユ。1週前にWコースでビシッと追われたため、この日はリズム重視のメニュー。それでも素軽いフットワークでみるみる加速すると、4F52秒9〜1F12秒3をマークした。ラストは馬なりのまま
タイガードラゴン(3歳1勝クラス)と併入。黒岩師は「今日はバネを縮めるイメージ。まとまりがあって、いい動きでした。現時点で約480キロと体重は増えているけど、息遣いや動きに重苦しさはない」と高く評価した。
近3戦は
エプソムC、
府中牝馬S、
エリザベス女王杯で3戦連続2着。いずれも強敵が相手だったとはいえ、勝ち馬との着差はわずかだっただけに悔しさは募る。昨年11月の
エリザベス女王杯以降は早めの休養に入り、24年の飛躍へエネルギーを充電。同師は「こちらの思い描いた通りに成長している。デビューした時から凄く気持ちが強い馬で、ノメっても他の馬よりも
バランスを立て直して進んで行こうと修正してくれる。今の力が要る京都の馬場も合っていると思います」と期待する。待望の初タイトルへ準備は整った。
スポニチ