「兵庫
ウインターカップ」(8日、姫路)
開催3日目の11Rで行われ、2番人気で地元の
タイガーインディが道中5番手から直線で突き抜け、後続に5馬身差をつける完勝で重賞初制覇を成し遂げた。2着は1番人気で佐賀のリーチが後方から直線で外を伸びて続き、3着には5番人気で地元の
オーバーディリバーが中団追走から流れ込んだ。
転入6戦目で
タイガーインディがようやく重賞初勝利を挙げた。「2走前の速い勝ち時計にこだわり過ぎていた。今回は出た位置から勝負どころで抜け出せるように指示した」と保利平師。これまでの逃げ一辺倒から、自在に脚質を変えたのが功を奏した。
前回覇者の
パールプレミアが逃げて、
タイガーインディは5番手で追走。「もう少し前の位置につけたかった。仕掛けるのが早過ぎたが、よく粘ってくれた」と
広瀬航。向正面からスパートした
タイガーインディは3角で先頭に並び、直線に入ると後続を一方的に突き放した。
春シーズンの目標は兵庫大賞典(5月2日、園田)。「昨年は重賞を勝てなかったので今回の勝利はうれしい。オーナー牧場で短期放牧の調整がうまくいった。馬の状態を見ながら、次まで過程は考える」と指揮官。2年前の兵庫県競馬リーディングトレーナーが巻き返しを誓う。
提供:デイリースポーツ