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【クイーンC】クイーンズウォーク 桜の主役名乗り!剛脚さく裂で重賞初制覇

スポニチ
  • 2024年02月11日(日) 05時18分
 3歳牝馬重賞「第59回クイーンC」が10日、東京競馬場で行われ、1番人気のクイーンズウォークが重賞初制覇。3戦2勝でクラシックがくっきり視界に入った。騎乗した川田将雅(38)は昨年ハーパーに続く2年連続Vとなった。

 圧倒的な強さで昨年3冠牝馬に輝いたリバティアイランドと同じ勝負服。クイーンズウォークが堂々たる走りで重賞初制覇を飾った。

 好スタートを決めたが、無理に主張することなく11番手を伸び伸び追走。4角を過ぎてもまだ川田の合図は出ない。勝負どころはここではないと言わんばかり。迎えた直線、抜群の手応えのまま一気に5番手に浮上する。ここで鞍上がゴーサインを出すと、瞬時に反応して上がり3Fメンバー最速の33秒4を繰り出し、内のアルセナールを首差封じた。

 デビューから3戦連続でコンビを組んだ川田は「返し馬を良い雰囲気で終えることができたので、成長も感じましたし自信を持ってこの競馬をしてきました」とパートナーを称えた。

 昨年末に引退した朝日杯FS勝ちの半兄グレナディアガーズも中内田師が管理。「兄が引退したばかりだったが、こうして妹が重賞を勝つなんて縁がありますね」と語った。春の大舞台に向けての重要なステップレースを勝ち上がり、今後の期待は膨らむばかり。トレーナーは「クラシックに向けて調整は続けていきますが、まずは馬の状態を見てからオーナーと協議します」と明言こそ避けたが、今年も川田×中内田厩舎の最強コンビが牝馬3冠戦線の主役を張ることになりそうだ。

 ◆クイーンズウォーク 父キズナ 母ウェイヴェルアベニュー(母の父ハーリントン)21年3月14日生まれ 牝3歳 栗東・中内田厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績3戦2勝(重賞初制覇) 総獲得賞金4686万2000円 馬名の由来は「ロンドンのランベスブリッジとタワーブリッジ間の遊歩道」。

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