地方交流の第51回
佐賀記念・Jpn3が12日、
佐賀競馬場のダート2000メートルで12頭によって行われる。今年は11月4日に同じ舞台で行われる
JBCクラシックも見据えた一戦。
JRA勢では22年の
ジャパンダートダービー・Jpn1勝ちのある
ノットゥルノが出走。このレース6勝目を狙う
武豊とともに久々のタイトルを狙っている。
大目標があるから、負けられない。これまで5か所の
地方競馬場を走ってきた
ノットゥルノにとって、佐賀は初めてとなる舞台だ。「今年は佐賀でJBCがあるから、その試走です。ずっと勝ち切れていないですし、何とかしたい」と平井助手は力を込める。
一線級で走り続けている。G1初挑戦初制覇だった22年の
ジャパンダートダービー以降、10戦中8戦でG1(Jpn1含む)に挑戦。勝ち星こそないが、22年の
東京大賞典と23年の
JBCクラシックで2着に入るなど果敢な先行策で存在感を示してきた。「馬はめっちゃ良くなっています。体や走り、すべての面です」。成長を感じているからこそ、結果を出したい思いが募る。
今回は23年の
川崎記念以来、久々にコーナーを6度回る。当時は向こう正面で集中力を欠き、8着と完敗。今回はそれを踏まえ、調教でゴール板を過ぎた後も気を抜かさないように気合をつけている。「他馬と斤量差はありますが、力は上だし、ゲートもすごくいいので」と同助手。しっかりと対策も施し、本番と同じ舞台で輝きを取り戻す。
◆
ノットゥルノ 父ハーツクライ、
母シェイクズセレナーデ(父アンブライドルズソング)。栗東・
音無秀孝厩舎の牡5歳。北海道日高町・
下河辺牧場の生産。通算17戦3勝(うち地方9戦1勝)。総獲得賞金は1億7505万円(うち地方1億5400万円)。主な勝ち鞍は22年
ジャパンダートダービー・JpnG1。馬主は金子真人HD(株)。
スポーツ報知