フェブラリーSは時に超伏兵の大激走があるレースだ。そこで3連単発売開始後に行われた過去19回を振り返り、高配当ベスト3を紹介したい。
第1位は14年の94万9120円。1着は16頭立て16番人気の
コパノリッキーだった。GIとJpn1を合わせ、11勝を挙げた名馬。それだけに最初の1勝が最低人気だったのは意外というしかない。2着が2番人気の
ホッコータルマエ、3着が1番人気の
ベルシャザールでこれだけの高配当になったのもまた驚きだ。
第2位は20年の46万4920円。1着は1番人気の
モズアスコット。しかしながら2着に突っ込んだ16番人気の
ケイティブレイブが高配当の主役となった。3着は3番人気の
サンライズノヴァだったが、3連単は46万円オーバー。当時、
ケイティブレイブの手綱をとった長岡騎手は今年、
ガイアフォースで参戦。再び波乱を呼ぶか、注目の存在となる。
第3位は12年の14万1910円。1着は7番人気の
テスタマッタ、2着は4番人気の
シルクフォーチュン、3着は2番人気の
ワンダーアキュート。いずれも新聞では印が付いている馬だったが、単勝1.5倍の圧倒的1番人気だった
トランセンドが7着に沈んだことが、3連単の配当が跳ね上がる要因となった。
今年の
フェブラリーSは近年稀に見る混戦と言われている。レース史上初となる100万馬券が飛び出しても決して驚けない。