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【フェブラリーS】大井の若大将ミックファイア 南関東3冠無敗で制覇 前走は力出せず巻き返す

デイリースポーツ
  • 2024年02月13日(火) 06時00分
 「フェブラリーS・G1」(18日、東京)

 地方馬旋風を再び巻き起こす-。今回地方から府中に乗り込むのは、南関東3冠馬・ミックファイア(牡4歳、大井・渡辺和)、JBCスプリントの覇者・イグナイター(牡6歳、兵庫・新子雅)、昨年のフェブラリーS6着・スピーディキック(牝5歳、浦和・藤原智)の精鋭3頭だ。JRA勢の前に辛酸をなめ続けている地方勢だが、レモンポップウシュバテソーロが不在ならばチャンスは十分。99年のメイセイオペラ以来となる地方馬Vへ、三本の矢が四半世紀ぶりの快挙に挑む。

 デビューから6連勝で南関東の3冠を無敗で制覇。歴史に名を刻んだ大井の若大将ミックファイアも負けてはいない。盛岡のダービーグランプリも制し、意気揚々と古馬に初挑戦した東京大賞典が8着。キャリア初の黒星を喫したが、砂の入れ替えに伴い、砂厚も2センチ深くした馬場に戸惑ったようだ。「スタートも良くなかったが、(馬場に)嫌気が差したか、途中で走るのをやめてしまった」と渡辺和師。レース10日後には時計を出し始めたように、全く力を出していなかった。

 サウジ遠征も視野に入れていたが、トレーナーは「レコードを2本も出したようにスピードのある馬。軽いダートと芝スタートでどう対応するか」と府中参戦にかじを切った。ここまで5本の追い切りを消化。「4日も単走で上々の動き。何の不安もなく来ています」とうなずく。

 7戦ぶりのコンビとなる矢野貴にとってもJRA・G1初挑戦。「久々に(ケイコで)乗って、たくましくなったと感じました。今後につなげるためにも、今のミックファイアの力を出し切りたい」ときっぱり。まだまだ完成途上。だからこそ、未知の魅力でいっぱいだ。

提供:デイリースポーツ

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