北村友一騎手が
フェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)の
レッドルゼル(牡8、栗東・安田隆行厩舎)で3年ぶりの
JRA重賞制覇を狙う。
北村友一騎手は06年デビューの37歳。これまでに
JRAで重賞27勝を含む862勝を挙げている。18年には自己最多の90勝を挙げて、自己ベストとなる全国リーディング6位に躍進。19年には
大阪杯の
アルアインで
JRA・GI初制覇を果たすなど、自己最多の重賞7勝を挙げた。しかし21年5月2日の阪神2Rで落馬、椎体骨折や右肩甲骨骨折の大ケガを負い、1年1カ月の休養を強いられた。復帰後はしばらく白星が伸びなかったが、昨年は前年の14勝から約3倍増となる40勝をマーク。ただ、
JRA重賞を勝ったのは21年
阪急杯の
レシステンシアが最後となっている。
レッドルゼルはデビューから4歳1月まで主戦を務めた元相棒。その後は騎乗機会がなかったが、この大一番で3年8カ月ぶりのコンビ復活となった。21年の
JBCスプリントを勝ち、昨年の
フェブラリーSでは
レモンポップの2着となるなど、実績はメンバー中随一。自身の完全復活をアピールする、そしてパートナーの悲願達成となるGI制覇を期待したい。