今年からJpn3となった「第6回
雲取賞」が14日、
大井競馬場で行われた。3番人気の
ブルーサンが逃げ切り優勝、重賞初制覇を果たした。
改革元年。新たなダート3冠の第1弾「
羽田盃」と同じ舞台の重賞。鮮やかなレースぶりでVゴールを駆け抜けたのは
ブルーサンだった。好スタートを決めると内ラチ沿いに進路を取って馬なりでハナへ。2コーナーを回ったところでは2番手の
イーグルノワールに2馬身差をつけてマイペースに持ち込んだ。そこからは1F12秒台後半の“遅くもなく、速くもない”絶妙なペース配分に持ち込んで脚をためた。直線を向いたところでは
イーグルが馬体を外に並べてきたが左ステッキの連打で突き放す。さらに残り100メートルで右にステッキを持ち替えて鼓舞すると追い込んだ
アマンテビアンコを2馬身振り切っていた。
「前走からさらに状態が上がっていたのでチャンスはあると思っていた。物見をするタイプだが最後までしっかり走ってくれたし、次が楽しみになった」と和田竜。その次走は4月24日に行われる「第69回
羽田盃」と川村師が明言。新3冠の有力候補となった。年明けの
ブルーバードCが1〜3着、このレースが3頭出しで1、2、4着。やはり
JRA勢の勢いは止まりそうもない。
◆
ブルーサン 父
モーニン 母グッドレインボー(母の
父ステイゴールド) 牡3歳 栗東・川村禎彦厩舎 馬主・石瀬浩三氏 生産者・北海道新冠町の小泉牧場 戦績9戦3勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金3993万円。
スポニチ