2年連続でNAR
年度代表馬に輝いた誇りを胸に――。兵庫の雄
イグナイターはJpn1初制覇となった前走・
JBCスプリントを上回る仕上がりをアピールした。園田の角馬場で体をほぐしてからダートコースを単走で2周。1周目のゴール板を過ぎてからスピードを上げて直線、強めに負荷をかけられ、5F65秒4〜1F12秒2を刻んだ。稽古をつけた新子雅師は「前走よりは1000メートルからの入りを速くして、ある程度のラップを刻みました」と意図を説明し「状態は今までで一番いいと思います。前走あたりから完成し、究極の体になってきました」と太鼓判を押した。
2F延長のマイルにも不安はない。「以前と比べて折り合いがつくようになっています」と手応えをにじませた。東京ダート1600メートルは20年11月に新馬勝ちした舞台。ここを
ステップに既に選出されている
ドバイゴールデンシャヒーン(3月30日、メイダン)参戦プランがあり、海外からも熱視線を浴びている。「
JRAのG1を勝ちたいし、海外でも勝ちたい。園田の限られた施設でも強い馬をつくれるんだと証明したい」と力を込めた。
スポニチ