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フェブラリーS・G1」(18日、東京)
史上7頭目の芝&ダート双方のGI制覇を狙う
ドゥラエレーデは14日、ムルザバエフがまたがり、栗東坂路で単走。軽く促されるとグイグイとハミを取って登坂し、4F49秒1-36秒4-12秒6と、この日の一番時計をたたき出した。
54秒台を想定していたという池添師は「正直速過ぎです。逆によく出たなと」と苦笑いだが、「すごく楽に上がっていたし、無理はさせていない」とムルザバエフは涼しい顔。コンビを組んだ芝の
ホープフルSをV、ダートでもチャンピオンズC-
東京大賞典と大舞台で連続3着と相性のいい鞍上は「状態はフレッシュ。前走より調子は絶対にいい」と断言した。
今回は芝からの転戦組が顔をそろえたが、こちらは既に二刀流を証明済み。「大きなレースでは少しの差が勝敗を分ける。芝でいい走りをしていたし、芝スタートがいい方に出ると思う。長くいい脚を使えるから、東京の直線も合う」と鞍上は偉業達成に自信を示した。
【調教診断】前半から抑え過ぎずに、馬の気持ちに任せた坂路での追い切り。伸び伸びとした走りで実際の時計ほど速くは見えないが、それが状態の良さの表れなのだろう。さすがにラストで少し脚は上がっていたが、以前よりも手前をスムーズに変えていたのは好感が持てる。
提供:デイリースポーツ