JRAは2月15日、昨年の
有馬記念・G1で2着の
スターズオンアース(牝5歳、美浦・
高柳瑞樹厩舎、父
ドゥラメンテ)から規制薬物(フルニキシン)が検出されたと発表した。管理する
高柳瑞樹調教師には過怠金10万円の処分が下された。
規制薬物のフルニキシンは、消炎鎮痛作用の効果がある非ステロイド系の抗炎症薬のひとつで、疝痛(腹痛)や炎症性疾患に対して使用されることが一般的。規制薬物は禁止薬物のように競走能力への影響はないが、馬の福祉、事故防止の観点から規制薬物の影響下にある馬の出走は禁止されている。
有馬記念から2か月近く経っての公表について、
JRAは「禁止薬物と違い規制薬物は競走馬の事後失格や出走停止といった措置がないこと、必要な調査に時間をかける対応をとったことから、制裁決定に時間を要した」と説明した。
スポーツ報知