「白鷺賞」(15日、姫路)
開催最終日の11Rで行われた西日本交流重賞は、1番人気で地元の
ラッキードリームが逃げ切って重賞11勝目を挙げた。2着は6番人気で高知の
トランセンデンス。初コンビを組んだ
吉原寛人騎手の地方重賞全場制覇は成らなかった。3着は2番人気で地元の
ツムタイザンが入った。
新子雅厩舎で中長距離のエース・
ラッキードリームが初めての姫路で難なく重賞11勝目を挙げた。「週末に向けて、いい流れになれば」と指揮官。短距離のエース・
イグナイターは、18日の
フェブラリーS(JRA東京)で地方馬による25年ぶりのG1制覇に挑む。
まさかの逃げで
ラッキードリームが押し切った。「初めての逃げで強さをアピールできたかな。先生からも『行けたら、行って』と言われていた」と
下原理。課題のゲートを素早く飛び出すと、そのまま独走した。「
イグナイターへエールの気持ちも強かったので、勝てて良かった」と鞍上は満足した。
今後は未定。「いいレースが見当たらない。他場で厩舎装鞍ができるのは、大井、川崎、金沢ぐらいになるし」と新子雅師。
ラッキードリームはゲート難で輸送も苦手。いつも最大の敵になるのは、対戦相手ではなく馬自身の気性だ。
提供:デイリースポーツ