◆第59回
京都牝馬S・G3(2月17日、京都・芝1400メートル、良)
17日の京都メイン、
京都牝馬S・G3は2番人気の
ソーダズリングが重賞初Vを決めた。
武豊は昨年の
有馬記念(
ドウデュース)以来となる38年連続の
JRA重賞勝利を、くしくも同じ
ハーツクライ産駒の4歳牝馬で達成。来月には55歳を迎えるレジェンドは「せっかく続いてるので、あと20年ぐらい続けたいですね」と涼しい表情で、自身の持つ
JRA記録を更新した。2位の岡部幸雄元騎手が28年連続(75〜02年)ということを考えれば、改めてすごい記録だ。
相棒は初めての1400メートルだったが、出たなりで中団から流れに乗れていた。「スムーズで理想的なレースができました」と
武豊。直線入り口で外の
メイケイエールと接触するシーンがあり、追い出す態勢に入ったのは残り250メートルからだったが、自信があった。「反応が良くて、ちょっと先頭に立つのが早いかなと思いましたが、最後まで我慢してくれて能力が高いなと思いました」。外から猛追する
ナムラクレアを抑えきり、首差以上に強い印象を残した。
牝馬なら
ヴィクトリアマイル(5月12日、東京)を目標にするのが自然だが、ユタカは「結果的にはこれぐらいの距離(1400メートル)がいいのかなと思います。マイル? 6ハロンも視野に入ってきますよね」とニヤリ。昨年の最優秀ス
プリンター、
ママコチャが待つ
高松宮記念(3月24日、中京)で牝馬対決があるのか。新星から目が離せない。(玉木 宏征)
スポーツ報知