父子タッグでの重賞初制覇なるか。父・
斎藤誠調教師と子・
斎藤新騎手のコンビが、
アサカラキング(牡4)で
阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)に参戦する。
斎藤誠調教師は06年に開業。これまでに
ヌーヴォレコルトや
ゴスホークケンを手掛け、
JRAで重賞10勝を含む482勝。全国リーディングは一昨年が8位、昨年が11位だから、関東を代表するトップトレーナーだ。一方の
斎藤新騎手は19年にデビュー。
JRAでは昨年まで5年連続で30勝を挙げている。もちろん、父子タッグで挙げた白星も多く、
JRAでは425戦38勝。ただ、重賞に限ると11戦して23年
エルムSの
ワールドタキオンの2着が最高着順。3着と5着も1回ずつあるが、惜しくも勝利には手が届いていない。
阪急杯には
アサカラキングで挑む。デビューから中距離路線を歩み、未勝利こそ勝ち上がったが、2勝目が遠かった。しかしながら、3走前から短距離に転じ、
斎藤新騎手が主戦に固定されると、1勝クラス→2勝クラス→3勝クラスと破竹の3連勝。主役不在の短距離路線の新星として脚光を浴びる存在となった。今回は一気の相手強化となるが、逃げ馬とあって開幕週の馬場はプラス。待ちに待った父子でのタイトル奪取となるか、その走りに要注目だ。