レモンポップ(牡6、美浦・
田中博康厩舎)と
ウシュバテソーロ(牡7、美浦・
高木登厩舎)が、
サウジカップ(4歳上・沙G1・ダ1800m)で初対決する。
昨年の
最優秀ダートホースは
JRA賞各部門の中で最も注目を集めた。というのも、2頭の超大物で票が分かれることが予想されたからだ。
レモンポップは
フェブラリーS、
南部杯、チャンピオンズCと国内でGIとJpn1を計3勝。一方の
ウシュバテソーロは
ドバイWCを制覇。日本馬では11年に
ヴィクトワールピサが制しているが、ダート開催に限れば史上初の快挙だった。さらに国内では
川崎記念、
東京大賞典を制覇。
JRAでは一度も走ることがなかったが、世界のダート競馬で中心的存在だった。そして結果は投票総数295票のうち、166票を獲得した
レモンポップに軍配。
ウシュバテソーロは126票で次点だった。
そんな2頭が中東の地・ドバイで初対決する。
レモンポップは通算成績14戦10勝、2着3回。ほぼ
パーフェクトといえる足跡だが、唯一連対を外し、10着に沈んだのが昨年の
ドバイゴールデンシャヒーンだった。今回は当時以来2回目となる海外遠征。かつてない強敵との対戦となるが、悔しさを晴らす場としたい。もちろん、海外での知名度で勝る
ウシュバテソーロも負けてはいられない。勝てば史上初となる
ドバイWCとサウジCのダブル制覇。昨年の
BCクラシック覇者
ホワイトアバリオへの雪辱も果たしたいところだ。
注目のスタートは日本時間25日の深夜になるが、眠い目をこすりながらでも生観戦する価値は間違いなくある。