昨年のコリアCを制した
クラウンプライド(牡5、栗東・
新谷功一厩舎)が、
サウジカップ(4歳上・沙G1・ダ1800m)でG1初制覇を狙う。
クラウンプライドは父
リーチザクラウン、
母エミーズプライド、母の
父キングカメハメハという血統。09年の
きさらぎ賞、10年の
マイラーズCを制した父の代表産駒となる。また、祖母の
エミーズスマイルは船橋所属で07年の
アネモネSを制し、
桜花賞にも出走した。
ここまで13戦4勝。早くから積極的に海外に遠征し、力を付けてきた。一昨年のUAEダービーで重賞初制覇。その後は
ケンタッキーダービーにも参戦した。昨年はサウジC、
ドバイWCと2戦連続で5着。秋には韓国に向かい、コリアCで2つ目の重賞タイトルを手にした。もちろん、国内でも実績は十分。一昨年の
JBCクラシックとチャンピオンズC、昨年の
帝王賞と、GIとJpn1の2着が計3回で日本が世界に誇るダート馬の1頭だ。
今回は主戦の
川田将雅騎手が
ウシュバテソーロに騎乗するため、J.モレイラ騎手との初コンビとなる。
モーリスや
サトノクラウン、
グローリーヴェイズに
ネオリアリズム。幾多の日本馬で海外のG1を、それも初騎乗で制してきた優勝請負人の存在は心強い限り。今度こそ悲願の
ビッグタイトル獲得を期待したい。