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阪急杯・G3」(25日、阪神)
いきなり重賞タイトルをつかんでも不思議ではない。重賞初挑戦の
ダノンティンパニーは21日、栗東坂路をリズム良く駆け上がり、4F54秒7-39秒1-12秒4をマーク。福永助手は「1週前追い切りではジョッキーが騎乗して馬の感触もつかんでもらっていますし、十分に態勢は整いました。在厩のまま調整を進めることができて力を出せる状態にあります」と胸を張る。
前走の
ニューイヤーSはタイミングが合わずに出遅れると、直線でも進路をふさがれる不利があり5着。それでも勝ち馬と0秒3差。同助手は「いろいろと不利が重なってスムーズなレース運びとはなりませんでしたが、その中でもオープンで通用する実力は示せた」と振り返る。
地方で3連勝して中央へ転入。転入初戦を勝ち、2着の1走を挟んで、今回と同じ舞台の3走前は5馬身差で圧勝した。勝ちっぷりから重賞でも戦える能力はある。福永助手は「メンバーは強くなりますが、スムーズな競馬なら」と期待する。まだ底を見せていない逸材が重賞制覇へ勢い十分に突き進む。
提供:デイリースポーツ