サウジアラビア国際競走が24日(日本時間25日)、キングアブドゥルアジーズで行われ、G1・
サウジカップに出走した
レモンポップ(牡6=田中博)は見せ場なく12着に大敗した。
坂井は「この馬のリズムで走れるよう心がけて乗った。日本よりタフなレースになって、いつもの走りができなかった」と悔やんだ。そのうえでレース中に感じた普段とは違う“異変”を口にした。
「ずっと手応えが良くなくて、いつもとは違っていた。この馬のリズムで運んでも周りのスピードが速くて厳しかった。今、この馬が出来る走りはできたと思う。(サウジCは)今までは見ている立場だったが独特な雰囲気だった。この経験を生かさないといけないと強く思った。毎年、このレースに乗れるよう、勝てるようなジョッキーになりたい」と悔しさを糧にすることを誓った。
田中博師も首をかしげる。「スタートはそれなりに出てリズム重視でいったが、3角手前から鞍上の手が動いてしまった。
チャンピオンズCは勝っているが距離は本質的に長いのは分かっていたが、あそこで手応え悪くなるのは距離の問題だけではないことは間違いない。ここ2戦、返し馬の挙動がおかしく、競馬に関してナーバスな感じがある。適性以上に頑張ってしまうが使う条件を見直す必要があるのかもしれない。体の状態はいいと思って挑んだが、適条件ではないにしてもけっこう負けたという印象。帰国やドバイ転戦も含めてオーナーサイドと相談して今後のことを決めたい」と慎重に言葉を選んだ。
スポニチ