「
阪急杯・G3」(25日、阪神)
ゴール前の大接戦を制した。
ウインマーベルが逃げた
アサカラキングを鼻差とらえ、3度目の重賞制覇を果たした。
開幕週とはいえ、未明から降り続いた雨で、馬場はぬかるんでいた。そして最内枠。条件は厳しかったが、見事に克服して昨年暮れの阪神Cに続く重賞2連勝。1番人気に応えた松山は「接戦でしたが、勝ち切ってくれて感謝したい。(1)番枠はスタートさえ決まればいい枠。しっかりと(ゲートを)出て、逃げ馬の後ろでいいレースができました。能力がある馬ですし、力を発揮してくれましたね」とホッとした表情で振り返った。
22年
スプリンターズSでは勝った
ジャンダルムに首差2着。実績がありながら、ゲートに課題を抱え、8戦連続で勝利に手が届かなかった時期もある。もどかしい思いを払拭できた要因の一つが1400メートルの距離。そして、もう一つは精神面での成長だ。「地力がついてきました。精神的なものが大きい。ケイコでもおっとりとしていた以前とは違い、前向きになってきました」と深山師は5歳を迎えての戦闘モードに目を細める。
次走について「オーナーと相談してからですが、
高松宮記念(3月24日・中京)を視野に入れたい」と師が力を込めれば、「良馬場ならもっと切れる脚が使える馬ですから」とは松山。充実期に入った
ウインマーベルがス
プリント界の頂点獲りに挑戦する。
提供:デイリースポーツ