「
チューリップ賞・G2」(3月2日、阪神)
上昇ムードの松永幹厩舎
ハワイアンティアレが、“桜切符”獲得を目指す。420キロ台と馬体は小柄だが、2戦続けて上がり3F最速タイムを記録した末脚自慢。未勝利戦Vから中2週での重賞初挑戦だが、まだまだ底を見せていない。重賞ウイナー不在の混戦で真価発揮といく。
厩舎の勢いに乗って権利獲りだ。先週の
中山記念を
マテンロウスカイで制した松永幹厩舎が、今週は春の牝馬クラシックを目指す
ハワイアンティアレをターフに送り出す。
母モアニケアラはオープンまで出世した厩舎の功労馬だが、
ハワイアンティアレの全妹を産んで天国へ旅立った。思い入れのある血統だけに、師の大舞台に送り出したいという気持ちは強い。
「母に本当にそっくりなんです。お母さんは短いところでしたが、この子はマイルぐらいまでは大丈夫そう。なんとか
桜花賞に行きたいです」
トレーナーは母譲りの芦毛の1勝馬に期待を寄せるが、いきなりの重賞挑戦でも通用する素質を感じているからこそだ。
昨年11月のデビュー戦は7着に敗れたが、上がり3F最速の末脚を披露し見せ場は十分。そこから3カ月の休養でぐんと成長し、馬体重はプラス4キロ(422キロ)と微増ながら、前走は再び上がり最速の末脚で快勝。それでも「ジョッキーは前に馬がいたらもっと脚がたまっていたとのこと」と言うのだから、まだ伸びしろはたっぷりだ。
中2週で挑む権利獲得に向け、指揮官は「小柄なので大きく変わった感じはないですが、順調に来ています」と状態を説明しつつ、「小柄でも追ってからの走りがいいですから」とG2でも末脚さく裂の場面を思い描く。山椒は小粒でも-。“牝馬の
松永幹夫”が期待する小柄な
ロードカナロア産駒が、厩舎の好調な流れに乗って桜切符をもぎ取ってみせる。
提供:デイリースポーツ