名牝
リスグラシューの全弟となる
エボルヴィング(牡3、栗東・
藤原英昭厩舎)が、土曜阪神4Rの3歳未勝利(芝1800m)で初勝利を狙う。
エボルヴィングは
父ハーツクライ、
母リリサイド、母の父
American Postの血統。全姉の
リスグラシューは18年の
エリザベス女王杯、19年の
宝塚記念、
コックスプレート、
有馬記念を制した名牝。当然、弟にかかる期待も大きく、父の最終世代でも屈指の血統馬としてキャロットクラブにおいて総額1億円で募集された。
昨年12月の新馬(阪神芝1800m)は
ベラジオボンドに3馬身差を付けられ、完敗の2着。しかし、この馬自身は2番手追走から渋太く踏ん張っていたし、当時の3着、5着、6着が既に勝ち上がっているように、レースレベルも水準以上だった。決して悲観することはない。
前走後はリフレッシュ放牧を挟み、ここ目標に乗り込まれてきた。鞍上は引き続き
川田将雅騎手。今度こそは初勝利を手にしてみせる。