東西で新人騎手8人がデビューする。
父に憧れ、同じ道を歩み始める
吉村誠之助騎手(18)=栗東・清水久。デビューを前に「楽しみが一番大きいかなと。緊張は特にないですね。馬にまたがればなくなるので」と目を輝かせる。
父は昨年335勝を挙げ、『NAR
グランプリ2023』で2年連続3回目の最優秀勝利回数騎手賞を受賞した兵庫・園田所属の
吉村智洋だ。「“頑張れ”としか言われていないです。騎手を目指したきっかけは父なので。大きな存在です」とその背中を追う。
デビュー週は土日とも小倉で、計8鞍に騎乗。(3)(2)着と惜しい競馬が続く日曜1Rの
ジョーメッドヴィンに「小倉の荒れた馬場でも走るタイプ」と、初勝利に力が入る。「同期に比べて折り合いをつけたり、抑えたりする部分がたけていると思っているので、長所を伸ばしていければ。今年の目標は新人賞」。受け継いだDNAがJRAで覚醒する。
提供:デイリースポーツ