3月2日の中山5R・3歳未勝利(芝2200メートル=18頭立て)は、
レイチェル・キング騎手が騎乗した1番人気の
デュアルウィルダー(牡3歳、美浦・
堀宣行厩舎、父
ヨシダ)が5馬身差で逃走V。父
ヨシダは、これが日本での産駒初勝利となった。勝ち時計は2分16秒5(稍重)。
父
ヨシダに日本初勝利をプレゼントした。マイペースで主導権を握った
デュアルウィルダーが、直線で後続を突き放して5馬身差の逃走V。キング騎手は「集中力に若さを見せたけど、いい勝ち方でした。メンタル面でもまだ上積みがありますね」と素材を評価。
ヨシダについては「日本の血統が米国に行ってG1を勝ち、また種牡馬として戻ってくるのはいいことですね」と笑顔。「私で日本初勝利を挙げることができてうれしかった。いい産駒がこれからも出て、日本で楽しめると思います」と、産駒の活躍に太鼓判を押した。
ヨシダはセレクトセール1歳の出身馬。米国を拠点に競走生活を送り、芝・ダートの両方でG1を勝利。日本産馬として史上初となる米国ダートG1制覇を達成した。
ハーツクライの後継種牡馬として期待は高く、今年からダーレー・
ジャパンスタリオンコンプレックスに移籍。日本での種牡馬生活をスタートさせている。
スポーツ報知