「オーシャンS・G3」(2日、中山)
力の違いを見せつけ、3つ目の重賞タイトルを手にした。1番人気の
トウシンマカオが坂下から仕掛けると、一気に加速。昨年11月の
京阪杯に続き、重賞2連勝を飾った。
手綱を託されたのは横山武。
京阪杯を勝った菅原明が直前の追い切りにも騎乗したが、急性虫垂炎の疑いで今週の騎乗を急きょキャンセル。代打起用となった鞍上は「アク
シデントでの乗り代わりでしたが、頑張ってくれた馬に感謝です。頂いた依頼をものにできて良かった」と結果を残した。荒れた稍重の馬場で、前半3F33秒3のハイペースを深追いしないよう、少し控えて5番手。馬の力を信じた騎乗で、自身は今年の重賞初勝利をつかんだ。
優先出走権を得た
高松宮記念(24日・中京)でG1初制覇を狙う。高柳瑞師は「そこを目指してやっていきます」と出走を明言。昨年は不良馬場がこたえたのか15着で大敗した。ひと回り体を大きくして、雪辱の舞台に駒を進める。横山武は「G1でもやれると思いますし、良くなる余地があると聞いた。楽しみだと思う」と期待を口にした。今年は主役を張れるだけの力をつけている。
提供:デイリースポーツ