3月3日の阪神11R・
大阪城ステークス(4歳上オープン・リステッド、芝1800メートル、15頭立て)は、58・5キロを背負った5番人気の
ステラヴェローチェ(牡6歳、栗東・
須貝尚介厩舎、
父バゴ)が、
デビットバローズとのたたき合いを制し、21年9月の
神戸新聞杯(中京)以来の勝利を挙げた。勝ち時計が1分45秒4(良)。
21年の
日本ダービー、
皐月賞で3着に入った実力馬が、春の仁川で復活へのろしをあげた。
デビットバローズとの追い比べを制したのは、G1で上位争いした底力と精神力がなせる技だった。「これまで強い馬と戦ってきたからね。トップハンデでも、しぶとさをみせてくれた」須貝調教師は安堵(あんど)の表情をみせた。
手綱を執った
酒井学騎手は「直線に入ってふわっとしたが、2着馬が来てくれて併せ馬になってよかった。58・5キロのハンデ。やっぱり力が一枚違いましたね」と表情を緩めた。トレーナーは「一度、屈けん炎になった馬。あとは脚元の問題。どことは決めずに重賞へという思い…」と話すにとどまったが、大舞台へ戻って来る日は遠くなさそうだ。
スポーツ報知