競馬史に残る超ロングシュートを決めるか。一昨年の
日経新春杯を制して以来、長く休養している
ヨーホーレイク(牡6、栗東・
友道康夫厩舎)が
金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)で復帰する。
ヨーホーレイクは
父ディープインパクト、
母クロウキャニオン、母の
父フレンチデピュティの血統。母は平成から令和を代表する名繁殖牝馬。これまでに15頭の産駒が走り、勝ち上がりが13頭、オープン馬が9頭、重賞勝ち馬が3頭。全兄の
ボレアスは11年の
レパードS、同じく
カミノタサハラは13年の
弥生賞を制している。
3日の
大阪城S。
エフフォーリア・
タイトルホルダーらを代表とする21年クラシック世代の
ステラヴェローチェが約2年半ぶりの勝利を飾った。昨年の富士Sで1年7カ月ぶりの復帰を果たし、3戦目で掴んだ久々の美酒だったが、
ヨーホーレイクも同期として復帰が待ち望まれていた存在だ。
ここまで7戦3勝。20年の
ホープフルSで3着、21年の
きさらぎ賞で2着と、常に世代上位の力を示し、クラシックでは
皐月賞が
エフフォーリアの5着、
日本ダービーが
シャフリヤールの7着と善戦。休養を挟み臨んだ22年の
日経新春杯では
ステラヴェローチェを破って重賞初制覇を果たした。その後は長期休養を強いられたため、今回は2年2カ月ぶりの出走となる。
中783日での勝利となれば、07年
京都ハイジャンプの
テイエムドラゴンの中573日を大きく上回り、
JRA重賞の最長ブランクV記録となる。平地GIでは93年
有馬記念の
トウカイテイオーの中363日が最長だから、その倍以上となる。
金子真人オーナー×
友道康夫調教師×藤岡康太騎手のトリオといえば、21年
京都大賞典の
マカヒキの1960日ぶり勝利が記憶に新しい。あの感動を再び。まずは無事に、願わくは勝利で、復帰を待ち望んでいたファンを喜ばせてほしい。