11年の発売当初ほどの注目度はなくなったが、やはり
WIN5の払い戻しはかなり高額である。今年も2月11日に2億5000万円超えの高額配当が飛び出し、2人の
ビリオネアを誕生させている。では、過去最高の払い戻しが出たのはいつか? その答えは3年前の3月14日。今週末と同じく、
金鯱賞と
フィリーズレビューが行われた日曜である。
対象の5レースを振り返ってみよう。最初の阪神10R・
伊丹Sを4番人気の
タマモサンシーロが番手から押し切ると、2鞍目の中山10R・
東風Sは4番人気の
トーラスジェミニが逃げ切り。総票数は792万658だったが、わずか2鞍が終わった時点で、約93分の1の8万5156まで減ったのだ。
そしてこの日の超高額配当を決定的にしたのが、3鞍目の
金鯱賞だった。3冠牝馬
デアリングタクトや
グローリーヴェイズ、
キセキといったGI勝ち馬が人気を集めた一戦。しかしながら制したのは単勝オッズ227.3倍の最低人気、果敢に逃げた超伏兵の
ギベオンだった。競馬場や芝ダートの違いこそあったが、
伊丹Sと
東風Sと同じく、道悪を味方につけての押し切り。残り票数は176まで激減した。
4鞍目の
フィリーズレビューは8番人気の
シゲルピンクルビーが制し、残り票数は8に。そして最後の
アネモネSは3番人気の
アナザーリリックが快勝。的中者はいるのか、それともキャリーオーバーか─。かたずを呑んでターフビジョンを見つめるファンに示されたのは、的中票数「1」。過去最高となる5億5444万6060円の払い戻しだった。
あれから3年、1億円超えは7回、4億円超えも2回あったが、5億円の大台を超える超高額配当は一度も出ていない。さぁ、今週末の
WIN5は果たして。