JRAは2月29日、22年
京都記念・G2に優勝した
アフリカンゴールド(セン9歳、栗東・
西園正都厩舎、
父ステイゴールド)の競走馬登録を、同日付で抹消したことを発表した。
21年10月の
オクトーバーS(8着)で初めてコンビを組み、1戦(22年
アルゼンチン共和国杯)を除いて手綱を執った
国分恭介騎手=栗東・フリー=は「楽な競馬ができない中、毎回一生懸命、こっちの指示にこたえて、よく9歳まで頑張ってくれました。乗せ続けてもらって、関係者のみなさま、馬に感謝しかありません」とコメントした。
思い出のレースは、23年3月の
阪神大賞典・G2だという。単勝114・0倍の10番人気ながら2着
ボルドグフーシュから首、首差の4着に逃げ粘ったが、「その日は寝れないぐらい、今までで一番悔しかったです。馬券に絡めず、ファンに申し訳なかったです。
京都記念を勝たせてもらってから、馬券に絡めなかったのが心残りです」とファン思いの一面を見せる。
今後は阪神競馬場の乗馬センターで第2の馬生を歩む。セン馬ということもあり、気が入りやすいタイプではあるが、「うまくいけば誘導馬になれますからね。これからの馬生が素晴らしいものになってほしい。ファンの方にも乗ってもらって、幸せになってほしいです。僕も(乗馬センターに)乗りに行きます」と相棒にエールを送った。(
中央競馬担当・玉木 宏征)
スポーツ報知