「
金鯱賞・G2」(10日、中京)
春の中京競馬開幕を告げる伝統の一戦。今年の注目は昨年の
菊花賞馬
ドゥレッツァだ。昨年、未勝利戦から破竹の5連勝で最後の1冠を勝ち取った現4歳世代の雄が、春のG1戦線へ向け好発進を目指す。一方、データ班が推すのは
ヤマニンサルバム。前走
中日新聞杯で初重賞制覇を飾り、本格化を示した5歳馬が主役の座を奪い取る。
▼傾向(過去7年)
大阪杯への
ステップレースとして3月開催となった17年以降が対象。
▼人気
1番人気〈5・1・1・0〉
2番人気〈1・1・1・4〉
3番人気〈0・1・0・6〉
4番人気〈0・0・0・7〉
5番人気〈0・1・1・5〉
1番人気は複勝率100%と信頼度高い。
▼
ステップ 有馬記念〈3・0・1・9〉
中日新聞杯〈1・1・0・2〉
ダービー〈1・0・0・0〉
凱旋門賞〈0・1・1・0〉
中山金杯〈0・1・1・3〉
香港V〈0・1・0・0〉
香港C〈0・1・0・1〉
JC〈0・1・0・2〉
小倉大賞典〈0・1・0・6〉
OP競走〈2・0・3・8〉
連対馬13頭が芝2000メートル以上戦から参戦。同12頭が重賞からの臨戦だった。
▼前走内容
連対馬11頭がVか、負けても0秒4差以内だった。また同10頭が5番人気以内に支持されていた。
▼馬齢
4歳馬〈4・3・1・12〉
5歳馬〈2・3・3・20〉
6歳馬〈1・0・3・17〉
7歳以上〈0・1・0・15〉
連対率で比較すると4&5歳馬が抜けている。
▼所属
美 浦〈0・1・2・18〉
栗 東〈7・6・5・46〉
美浦所属馬にはほぼ出番なし。
▼重賞実績
連対馬10頭に勝利経験があった。
▼決め手
逃 げ〈2・3・1・1〉
先 行〈2・2・2・19〉
差 し〈2・2・4・17〉
追 込〈1・0・0・27〉
連対馬全頭が前走の4角を8番手以内で通過するか、メンバー最速上がりをマークしていた。
▼注目馬 全項目を唯一クリアしたのは
ヤマニンサルバム。中京コースは6戦5勝と相性も抜群。OP、G3と連勝中の勢いで3連勝に挑む。
中村師「時計的にも問題なく、しっかり動けていました。体にいくらか余裕があるので、このひと追いで、しっかり仕上がってくれたら。コンスタントに使っていますが、体調の変動なく来られています」
〈1週前診断〉岩田康(レースは三浦)を背に栗東CWで6F82秒7-11秒4(馬なり)をマーク。僚馬2頭を追走し、内の
ヤマニンアラクリア(3歳1勝クラス)に1馬身半先着、中の
ハヤテノフクノスケ(3歳1勝クラス)と併入した。格下相手とはいえ、抜群の伸び脚を発揮。気配も上々だ。
提供:デイリースポーツ