中京で現役最多の5勝を挙げる
ヤマニンサルバム(牡5、栗東・
中村直也厩舎)が、
金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)で重賞連勝を狙う。
ヤマニンサルバムは父
イスラボニータ、
母ヤマニンエマイユ、母の
父ホワイトマズルの血統。母は08年にNSTオープンとオーロCを制するなど、6勝を挙げた活躍馬。祖母の
ヤマニンザナドゥは97年の
桜花賞(9着)と
オークス(競走中止)に出走した実績がある。
ここまで20戦6勝。オープン昇級後は苦戦が続いていたが、前々走の
オクトーバーSで9カ月ぶりの勝利をゲット。その勢いで前走の
中日新聞杯も制し、一気に重賞ウイナーへと上り詰めた。中京では現役最多の5勝。ここを勝てば、86年以降では
メジロワースと並んで最多タイ、平地に限れば単独トップの6勝目となる。
中京での唯一の黒星は昨年の
金鯱賞。当時は重賞初挑戦で7着に敗れたが、1年経って力を付けていることは間違いない。ここを勝ってこそ真の中京マイスター。並み居る強豪を蹴散らし、桶狭間に歴史を刻んでみせる。
【86年以降の中京で5勝以上の馬】カッコ内は中京での主な勝ち鞍
・1位…6勝・
メジロワース(中京障害S・3回)
・2位…5勝・
アキヒロホマレ(アラブス
プリントS・2回)、
アムルーズ(
スカイブルーS)、
ケーティライズ(穂高特別、
鳥羽特別)、
ファンドリショウリ(
中日新聞杯・2回、
愛知杯)、
ヤマニンサルバム(
中日新聞杯)