防衛か逆転か――。J・G2
阪神スプリングジャンプで昨年の
中山大障害1〜3着馬が再び相まみえる。
主役を担うのはもちろん、破竹4連勝で頂点をつかみ昨年の
最優秀障害馬に選ばれた
マイネルグロン(牡6=青木)だ。主戦の石神深が「心肺機能が本当に凄い。新しい障害界のスター」と評する“怪物”。放牧明けになるが、坂路で順調に調整を重ね、出来に不安なし。「競馬が近いことを馬が理解できている。かなり仕上がっているね」と好感触だ。「僕の中では3強ではなく1強。普通の競馬ができれば負けない。ラ
イバルどうこうより、グロンにアク
シデントがないように乗るだけです」。返り討ちの準備は整っている。
一昨年の
中山大障害を勝ってから不振が続いていた
ニシノデイジー(牡8=高木)は昨年
中山大障害で復調を感じさせる2着。自慢の自在性と平地力で王者に一泡吹かし、完全復活を狙う。
中山大障害3着
エコロデュエル(牡5=岩戸)も素質は相当。昨秋の
阪神ジャンプSは10着に敗れたが、飛越の精度が上がった今なら好勝負必至だ。
春の大舞台、
中山グランドジャンプを占う大事な一戦。名ハードラーたちの熱き戦いから目が離せない。
スポニチ