「
金鯱賞・G2」(10日、中京)
これまで中京で積み重ねてきた勝ち鞍は、前走の
中日新聞杯を含めて5勝。“桶狭間の鬼”
ヤマニンサルバムが、得意舞台でG2獲りに挑む。
直近の2連勝が実に鮮やかだ。主導権を握って悠々と逃げ切った
オクトーバーS。一転して前走は3番手からの横綱相撲でラ
イバルを封じた。コース相性の良さはもちろん、目下の充実ぶりを物語る内容だ。中村師は「(中京は)6戦して5勝ですからね。結果が出ている舞台であるのは確か。条件は合っています」と期待を膨らませる。
状態面にも何ら不安はない。1週前には栗東CWで6F82秒7-37秒2-11秒4を計時。
ハヤテノフクノスケ(3歳1勝クラス)を4馬身追走して力強く併入に持ち込んだ。「調教はしっかりできていて問題はありません。もともと体は大きくなりやすく、食欲も旺盛な馬。体を減らすことはないし、全体に
パワーアップしている」とハイレベルで安定した状態に目を細める。
「メンバーは強いですけどね。ここで、どれだけ戦うことができるか。ヨーイドンの競馬はしんどいので、ある程度の位置から運びたい」と指揮官。
菊花賞馬など強力メンバーが相手でも、舞台相性の良さでアッと言わせる構えだ。
提供:デイリースポーツ