中央交流重賞「第69回
ダイオライト記念」が6日、
船橋競馬場で行われた。1番人気の
セラフィックコールが直線抜け出して優勝。昨年11月の
みやこSに続く2つ目の重賞タイトルを獲得した。
2400メートルの長丁場。「砂をかぶるのを嫌がったり、走りに集中させるためにチーク(ピーシーズ)を着けた」(寺島師)のが最大の勝因だ。好スタートを切ると4、5番手の内めをロスなく進んで流れに乗った。前方ではハナを奪った
エルデュクラージュに
テリオスベルがステッキを入れて競りかけて行く。2周目の向正面で
テリオスが先頭を奪ってもペースは落とさず。
セラフィックとの差は約10馬身まで開いた。残り800メートルを切って追い出すと、3角から一気に行き脚がつく。直線を向いたところで馬場の真ん中に持ち出すと、勢いそのままに右ステッキの連打。先頭に躍り出ると、粘る
テリオスを突き放しゴールでは4馬身ちぎっていた。
「新馬勝ちの時以来だったがメンタル面が成長していた。重賞級の評価をした馬だったが、それを証明できて良かった」とムルザバエフ。次走は「馬の状態を優先して。春の最大目標は
帝王賞(6月26日、大井)になりそう」と寺島師。デビューから5連勝した逸材が再び連勝街道を突っ走りそうだ。
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セラフィックコール 父ヘニーヒューズ 母シャンドランジュ(母の
父マンハッタンカフェ) 牡4歳 栗東・
寺島良厩舎 馬主・キャロット
ファーム 生産者・北海道安平町のノーザン
ファーム 戦績7戦6勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金1億3418万8000円。
スポニチ