東西トレセンで8人の新規開業調教師がデビューを迎える。
歴代4位のJRA通算2636勝を挙げるなど名騎手からトレーナーに転身した
福永祐一調教師(47)=栗東=は、抽選を突破した
レオノーレで臨む土曜阪神11Rが初陣となる。鞍上は
武豊。注目の“夢タッグ”で初陣Vを目指す。
やはり、この2人は持っている。注目された福永厩舎の出走馬第1号。
武豊とのコンビで土曜阪神11Rに出馬投票した
レオノーレが4分の1の抽選を突破し、たった一つの出走枠を手にした。
「入ってる…。えーっ!すごい!」。除外馬が張り出された栗東トレセン事務所の掲示板に
レオノーレの名前がないことを確認した福永師は驚きの声を上げた。「さすが豊さん。豊さんも抽選に強いし、俺も強い。馬の調子が良かったから使えるのがうれしい。豊さんに迷惑を掛けずに済んだのも良かった」。そしてすぐに「自分がつくる馬は豊さんに合いそう。うまく脚を残してくれるのでは。いい状態で持って行けるように管理したいと思います」と指揮官の表情に変わった。
新米トレーナーは開業日同様、この日も3頭に騎乗した。ユタカとユーイチ。夢のタッグが早くも実現する。
提供:デイリースポーツ