福永祐一師の初陣となった9日の阪神11R・コーラルS(ダート1400メートル)のレオノーレ(牝5)は惜しい2着だった。

　記念すべき一戦の手綱を取ったのは武豊。果敢に先手を奪ったが、ゴール寸前でレディバグ(牝6＝北出)が強襲し、ハナ差で敗れた。

　検量室前に引き揚げてきた武豊は、笑顔で福永師に「どうもすいませんでした。指示通り乗れなくて」と謝罪した。

　「惜しかったですね。(ハナへ)行けたら行こうかと思っていました。あそこまでいったら勝って一緒に写真を撮りたかったですね。(福永師は)かなり不満そうな顔をしていましたよ(笑い)。(レース前のパドックで)足の上げ方は下手くそですね、慣れないと思うのでこれからでしょう(笑い)」と冗談めかして福永師の初陣を振り返っていた。

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