もう伏兵とは言わせない。ウォーターリヒトは近2走がシンザン記念17番人気3着→きさらぎ賞10番人気2着と人気薄で好走。1〜4着馬がタイム差なしだった大接戦の前走は馬場状態が悪かった内から伸びて存在感を示した。

　担当の瀬戸口助手は「体が絞れたことで攻め馬で動けるようになってきて、少しずつトモ(後肢)に力がついてきた」と分析。昨年10月のデビュー前からここまで在厩で調整を進める中、日々の成長を肌で感じている。かつて04年高松宮記念を制したサニングデールにも携わっていた腕利きは「カイバをよく食べるし、人なつっこい。まだ筋肉が付き切っていないけど素質を感じる」と目を細めた。

　春クラシックへ向け、皐月賞の優先出走権はもちろん賞金をさらに加算したいところ。「いい意味で状態は変わらない。今回はコーナー4つの千八がどうか。力を出してくれたら」と重賞初Vを意識していた。

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