かつての盟友の仔での初勝利なるか。東のレジェンド・
横山典弘騎手が、
ゴールドシップ産駒の
メイショウタバル(牡3、栗東・
石橋守厩舎)で
スプリングステークス(3歳牡牝・GII・芝1800m)に挑む。
横山典弘騎手は
JRA通算2942勝を挙げるレジェンド。古くは
メジロライアンや
ホクトベガとの悲喜こもごものストーリーが印象的だが、最近では何といっても
ゴールドシップだ。14年の
宝塚記念で初騎乗初勝利。さらに15年の
天皇賞(春)では後方から向こう正面で進出、直線で再び加速させる神騎乗で勝利に導き、ファンの度肝を抜いた。
このように「白い怪物」と好相性だった
横山典弘騎手だが、意外にも
ゴールドシップ産駒では未勝利だ。これまで延べ13戦して、20年
百日草特別の
ヴェローチェオロでの3着が最高着順となっている。
メイショウタバルは未勝利、
つばき賞と2連勝中。今回が重賞初挑戦となるが、勝負強いタイプなので、相手なりに走れそうだ。3着以内なら
皐月賞の優先出走権獲得となる一戦。初騎乗の
横山典弘騎手は、競馬学校の1年先輩の
石橋守調教師から託された大役に応えられるか。熟練の手綱捌きに期待したい。