「ス
プリングS・G2」(17日、中山)
一頓挫明けながらしっかりと勝ち切ったところに、器の大きさを感じさせる。未勝利を勝った後、
若駒Sに向かった
メイショウタバルだが、歩様が乱れたことによりレース直前で競走除外。幸いにも軽傷だったため、調整を続けて
つばき賞で2勝目ゲット。
皐月賞トライアルへと駒を進めた。
石橋師は「前走はどうしても様子を見ながらの調整になったからね。スローだったので掛かり加減のレースになったけど、よく勝ってくれた」と前走の競馬を高く評価する。抜群のスタートを決めてハナに立ったものの、すぐにまくってきた馬がいて3番手に。その後も出入りのある展開で息を入れられるところがなかったが、それで押し切るのだから、高い心肺機能が備わっている。
前走後はここに目標を定めて調整。栗東CWでの1週前追い切りでは指揮官自ら騎乗し、ラスト1F11秒0と抜群の伸びを見せた。「問題ないね。毛ヅヤなんかもいいし、いい状態」と納得の笑みを浮かべる。初めての長距離輸送については、「普段はおっとりしているので大丈夫だと思う」と期待を込めた。
“石橋師×メイ
ショウ”といえば、騎手時代の
メイショウサムソンとのコンビが思い浮かぶ。06年ス
プリングSで重賞初制覇を飾ると、
皐月賞→ダービーと連勝して世代の頂点に立った。今度は調教師として-。タバルとともに同じ道を歩む。
提供:デイリースポーツ