大舞台に駒を進められるかどうか、勝負の一戦だ。
矢作芳人厩舎に所属する4億円馬の
ホウオウプロサンゲ(牡3)が、
若葉ステークス(3歳・リステッド・芝2000m)で
皐月賞の優先出走権獲得を目指す。
ホウオウプロサンゲは父
キズナ、
母セルキス、母の
父Monsunの血統。半兄
ヴェロックスは5年前の
若葉Sの勝ち馬で、牡馬クラシックでも2着、3着、3着と活躍。21年のセレクトセール当歳で4億1000万円(税抜)で取引された。
昨年8月の未勝利(小倉芝1800m)で初勝利。リフレッシュを挟み、アイビーSではスローペースで逃げて、
ダノンエアズロックから3/4馬身差の2着に健闘した。その後は京都2歳Sが9着、
すみれSが7着と苦戦が続くが、オープンへの格上挑戦を続けているのは陣営の期待の表れだろう。
今回は
皐月賞出走に向けて、2着以内が求められる。その先も見据えれば、できれば勝って賞金を加算したい一戦。今度こそは価格にふさわしい走りを期待しよう。