新設重賞の「第1回
ネクストスター東日本」が14日、
川崎競馬場で行われた。単勝2・0倍の圧倒的支持を集めた
ギガースが直線先頭から押し切って優勝、2つ目の重賞タイトルをゲットした。同馬には「第25回
兵庫チャンピオンシップ」(Jpn2、4月29日、園田)への優先出走権が与えられた。
この日の課題は1頭になると遊んでしまう癖があること。これをどうするか。「ジョッキーがそこを考えて乗ってくれた」(佐藤太師)と振り返ったように、森が出した答えは直線を向いたところでセーフティーリードを奪うこと。その直線、
ギガースが先頭に立つと当然のごとく遊び始めた。それを手綱と渾身(こんしん)の左ステッキで矯正すると、ゴールでは差してきた
クルマトラサンを2馬身半抑え込んでいた。
「逃げ馬をマークする形でレースを進めたが少しオーバーペース気味。それでも遊びながら押し切れた。その性格を改善できればもっとやれるはず」と森は将来性に太鼓判を押した。次走は「権利を取ったJpn2と
羽田盃、東京湾Cの3つを視野に入れながら決めたい」と佐藤太師は話して重賞連覇を見据えていた。
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ギガース 父マジェスティックウォリアー
母アルマーズビコー(母の
父ジャングルポケット) 牡3歳 船橋・
佐藤裕太厩舎 馬主・
マフィン 生産者・北海道浦河町の鎌田正嗣 戦績6戦4勝 総獲得賞金3534万円。
スポニチ